禅から学ぶ旬の取り入れ方。
~過去から現在、そして未来へ~
食材に旬があるのはご存知のとおりだと思います。
単純にその季節の野菜や魚介などを取り入れて食べるというのが、
おいしいですし楽しみでもありますよね!
ただそれだけが旬の楽しみ方ではないことを最近知りました。
禅の考え方からその旬の楽しみ方のひとつを紹介したいと思います。
ズバリ食材の旬を過去から現在、そして未来にかけて楽しむということです。
この視点はなかなか持ったことがないのではないでしょうか。
それは旬のものを中心に、旬を少し過ぎたものやこれから旬を迎えるものも加えていくという考え方です。
今の時期だと夏野菜、秋野菜、そして冬野菜を取り入れて旬を楽しむということになりますよね。
これは目に鱗ではないですか!?
料理をつくる人にとっても食べる人にとっても、
この季節の移ろいを感じながらというのは最高のひとときになるはずです。
仏教に三世という、過去・現在・未来を表す言葉があります。
まさにこの三世という考え方に基づいて旬を楽しむことが、
豊かな食生活につながると思います。
また食材に対する尊さや感謝の念が自然と湧いてくるはずです。
飽食の時代に旬の移ろいをしみじみと感じる時間を持ってみるのもいいのではないでしょうか。
自分自身も料理をする際には、
三世をもって旬を体現していけたらいいなと感じました。